教 授 越智 徳昌

 航空機では古くからオートパイロット(飛行制御装置)が装備され,パイロットに代わって操縦の一部を実行しています。パイロットは高度,速度,姿勢などを認識して,所要の操作を行います。それと同様にオートパイロットも高度計,速度計,ジャイロなどのセンサーから情報を得て,それをコンピュータが処理し適切な操縦を行います。このように機械が操縦(の一部)を行うシステムを飛行制御系と言います。飛行制御系は飛行を行うための頭脳であり,それによって航空機の性能を最大限に引き出し,パイロットの負担を小さくして安全性を高めることができます。また,グローバルホークなどの無人機では飛行制御系は不可欠です。今後,情報取得・処理技術や通信技術の進歩とともに知能を備えた自律飛行システムに発展すべく研究が進められています。  飛行制御の分野では,飛行制御系を設計するための基礎から応用,最新の技術の動向まで広く勉強します。

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防衛大学校 システム工学群 航空宇宙工学科
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