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電磁波安全保障

電磁波安全保障研究の概要

電磁波は、普段の生活においても携帯電話等の様々な用途で利用されている。防衛分野では、指揮統制のための通信、目標を発見するためのレーダー用に用いられており、電磁波領域における優勢を確保することは、現代の作戦において重要とされている。アンテナは、電磁波の放射には欠かせない空間と電子回路を結ぶハードウエアである。アンテナの性能は一般にその大きさに依存するため、小型なアンテナの設計は困難である。しかし、実際には搭載スペースなどが限定されるとともに、アンテナにも多数の機能は要求される為、用途に応じた小型なアンテナの開発は重要である。レーダーは電磁波を用いて目標を発見する装置であり、防衛分野に限らず民生品にも用いられている。また、このようなレーダーから秘匿・隠ぺいを行うステルス技術も重要である。本研究では以上に述べたようなアンテナの小型化技術、レーダー及びステルス技術に関する検討を行い、防衛省の政策とへの還元や各種技術の発展に貢献することを目的とする。

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電磁波安全保障研究分野のプロジェクト

現在、以下の研究プロジェクトに取り組んでいます。

1レーダー断面積の簡易測定法に関する研究

(1) 概 要
レーダーは、電波を利用して目標を発見する装置であり、日用品でも防衛装備品に利用されている。レーダー断面積は、一般に物体の大きさに比例し、値が大きいほど目標の検知が容易になる。レーダー断面積を屋外において測定する場合、様々な雑音や他の反射源の影響があることから、屋内において評価されることが多い。しかし、屋内において測定を行う場合、空間の節約ができる一方で、レーダー断面積の遠方界条件を満足できなくなる。このため、様々な工夫が必要となるが、測定系が複雑となる。そこで、本検討では、物体の大きさや寸法に応じて、努めて簡単な測定系を提案する。

(2) 研究代表者
道下 尚文 防衛大学校電気情報学群電気電子工学科教授

(3) 共同研究者
橋口 弘 防衛大学校電気情報学群電気電子工学科講師
森下 久 防衛大学校名誉教授

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